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2006年10月24日

予想外割、続報。


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2005/03/15のITmediaの記事に、次のようなものを見つけました。
PHSにはできても携帯にはかけ放題はで無理って話です。
でも、孫さん、やっちゃいました。

***

ウィルコム「電話かけ放題2900円」ができる理由

低料金の音声通話定額プランを打ち出したウィルコム。「携帯電話には難しいはず。我々だからできる」と胸を張る、その理由は……?

 既報の通り、ウィルコムは5月1日から音声定額プランを提供する。ウィルコム端末同士の通話、メール送受信が月額2900円固定になるほか、固定・IP電話への発信が10.5円/30秒、携帯電話への発信が13.125円/30秒と非常に安価だ。

 なぜ音声通話サービスを定額で提供できるのか──ウィルコムが挙げる理由として代表的なのは「マイクロセルネットワークだから」「ITXを導入するから」というものだ。マイクロセルネットワークとはなにか、そしてなぜ定額で音声通話が提供できるのだろうか。

ウィルコムの八剱洋一郎社長。「イー・アクセスやソフトバンクも音声定額をやりたいと言っているが」という質問に対しても「我々はマイクロセル方式だからできる。マクロセルプレイヤー(である携帯電話事業者)には定額は難しいはず」と自信を見せる
多数の基地局でエリアをカバーする
 「音声の定額サービスを実現するためには、2つの要素が必要」とウィルコムは説明する。1つは無線容量の確保、もう1つはネットワークコストだ。

 無線容量とは「電波資源をどのように使うか」。あるエリアをカバーするためには、高出力の基地局を1つ置いて、エリア内の多数のユーザーをカバーする(=マクロセル方式)方法と、出力の小さい基地局をたくさん置き、基地局がカバーするユーザーを分散させる(マイクロセル方式)方法がある。マクロセル方式は携帯電話で、マイクロセル方式はウィルコムなど、PHS事業者が採用している方法だ。

 マクロセル方式では、基地局数が少なくても大勢のユーザーをカバーできる代わりに、トラフィックが集中すると、1ユーザーあたりの使える電波容量が低下してしまう。例えば携帯電話でユーザーが使える電波容量が減ると、通話品質を落として音声サービスを提供することが多い。

 一方マイクロセル方式の場合は、1つあたりの基地局につながるユーザー数が少ない代わりに、常に32Kbps分の電波が保証されている。「PHSは音質がいい」のは、このためだ。しかも簡単に複数の基地局をとらえられるので、ユーザーあたりで使える電波容量も大きく、余裕がある。

 しかし基地局の出力が小さいマイクロセル方式の場合、1つの基地局でカバーできるエリアが狭く、たくさんの基地局を設置しないと広いエリアをカバーできない。「電話が圏外になってしまう」ということが簡単に起こりうる。そのためウィルコムでは、基地局の数を増やし、サービスエリアを広げる努力を続けている。現在ウィルコムは、日本全国に16万の基地局を設置、人口の96%をカバーしており、来年には人口の99%まで引き上げる予定だ。

 また、1基地局当たりのチャンネル数増加(=使える電波容量を増やす)も進行中だ。現在設置されている基地局の多くは1基地局あたり3チャンネルだが、10チャンネルまでカバーできる大容量基地局への交換を進めている。

東京都中央区の地図。現在設置されている基地局が小さな丸で示され、地図が埋め尽くされるほどの数の基地局が設置されていることが分かる。このうち赤い丸は、大容量基地局へ入れ替える予定の基地局
固定やIP電話への通話料金固定も視野に
 もう1つの課題がネットワークコストだ。従来、ウィルコムは通信のバックボーンを2つに分け、音声は回線交換網(ISDN)、データ通信はIP網を利用していた。現在は音声もデータ通信もバックボーンをIP化し、コストを定額化している。さらに必ずNTTの回線網を通していた(=コストが発生する)点を改め、自社のIP網の中だけで完結するように、NTT交換局内へのITX(NTT地域網をバイパスする装置)の設置を進めているところだ。NTT地域網をバイパスできれば、NTTへ支払うアクセスチャージが発生しないので、コストを下げられる。ウィルコム端末同士の通話やEメールを定額で、しかも安く提供できるのはこのためだ。

 現実には「5月1日のサービス開始時点では、ITXを経由するところはまだほとんどない。今年の夏からITXの設置を本格化し、来年(2006年)末にはほぼ完了するはず」(八剱氏)と話すが、「確かにスタートダッシュはリスクだが、それは織り込み済み(同氏)」とする。

 今回の料金プランでも、固定電話や携帯電話にかける場合には別料金が発生する。ウィルコム端末から、固定電話や携帯電話にかける場合はネットワークをまたがって通信することになり、アクセスチャージ(ウィルコムが固定電話事業者や携帯電話事業者に支払う料金)が発生するためだ。

 「携帯電話への通話料金を固定化するニーズが一番あるのは分かっているが、これは難しい。しかしIP電話についてはある程度先が見えているし、固定電話についても鋭意検討中」(八剱氏)としており、固定電話やIP電話への定額料金コース実現も、将来的には不可能ではなさそうだ。

2006年10月23日

予想外割!!

 ソフトバンクの孫正義社長は23日、都内のホテルで会見し、ソフトバンクモバイルの携帯電話ユーザー同士の音声通話と256文字までのショートメールが無料になる新料金プラン「予想外割」を26日に始めると発表した。同様の通話無料プランはPHSのウィルコムが導入しているが、携帯電話会社では初めて。24日に始まるナンバーポータビリティー(番号継続)制度を目前にした新料金プランの発表で奇襲をかける。

 「予想外割」は基本使用料が9600円の「ゴールドプラン」にさらに割引サービスをプラスした内容。2007年1月15日までのキャンペーン期間に加入すれば、基本料を最大2カ月間無料とするほか、その後も加入年数が11年目以降の継続割引の割引率70%を適用して2880円とする。キャンペーン期間終了後も新規加入者に対して70%の割引率を適用するかどうかは未定。

キャンペーン期間に加入すれば基本料が70%割引に
 予想外割のプランでは、無料通話分がない代わりにソフトバンクモバイル利用者同士の通話は無料となる。ただ、ソフトバンクモバイル以外の携帯電話と固定電話への通話は昼間の時間帯で30秒あたり29.4〜30.45円の料金がかかる。家族など頻繁に通話をする相手がそろってソフトバンクユーザーである場合は割安となるが、そうでない場合は通話料がかさむ可能性もある。
 ソフトバンクモバイルは同時に、NTTドコモ、KDDI(au)の両社の様々な料金プランと同列の内容で、価格を210円安くする新料金プランを26日に始めると発表した。ドコモ、auが対抗値下げした場合でも24時間以内に値下げして常に210円安くなるようにするという。料金名はドコモに対抗するプランを「ブループラン」、auに対抗するプランを「オレンジプラン」と名づけた。

 ソフトバンクの孫社長はこれまで、「大人になったソフトバンク」と述べて、携帯料金の値下げ競争には消極的な姿勢を繰り返してきた。23日の会見では、一転して大幅値下げを発表した理由を記者に聞かれ、「参入する以上は、単なる『もう1社』じゃいけない。大人になりきれなかったということ」と答えた。
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